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(文責:宮下和也)
インフルエンザワクチンの必要性について、要点を振り返ってみましょう。
毎冬、インフルエンザによって、約十万人が入院し、数千人以上が死亡し、また近年、
乳幼児に脳症が多発しています。
欧米では、主にハイリスク群を対象に接種が行われ、高齢者の接種率は約70%に達し、
大きな効果を上げています。
昨シーズンの流行は小規模だったと報告されましたが、宮下クリニックの成績では、
1月末から4月までの間にインフルエンザと確定診断された人は、(小中学生は少なかった
ものの)主に乳幼児と成人で約400人に上り、例年以上の規模と考えられました。大きな
被害を繰り返さぬよう、積極的に予防接種を受けることが大切です。
接種が特に推奨されるのは次の人たちです。
ハイリスク群
(1) 50歳以上の人
(2) 高齢者及び施設入所者
(3) 基礎疾患を有す小児及び成人(気管支喘息・肺気腫・心疾患・糖尿病・腎不全等)
(4) 妊婦
ハイリスク群に伝染させる可能性が高い群
(1) 医療・介護従事者及び施設従業員
(2) ハイリスク者の同居者(小児も含む)
以上のほか、5歳以下の乳幼児は、インフルエンザによる入院や脳症の発生が多く、
接種を受けることが望ましいでしょう。