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BMP6195.gif    かぜと細菌感染:抗生剤の適正使用  

                                 (文責:宮下満恵)

  鼻水・のどの痛み・咳・発熱等の症状を見た場合、一般に「かぜ」と呼びますが、かぜとは一体、
何でしょうか。かぜは、医学用語では「普通感冒」と言い、ライノウイルス・コロナウイルス・RS
ウイルスなどのウイルス感染症です。
インフルエンザ咽頭結膜熱なども、広い意味では、かぜ症候群
の1つですが、普通感冒とは区別され、迅速検査で確定診断することが可能です。それら以外のかぜ
(=普通感冒)は、一般的には症状・経過からの臨床診断になります。

  インフルエンザなどには抗インフルエンザウイルス薬が有効ですが、普通感冒の特効薬はありません。

  抗生剤は、ウイルスには効きませんし、かぜの後の細菌感染(いわゆる2次感染)に対する予防効果も
認められませんので、かぜに用いるべきではありません。 

  一方、細菌感染症も、かぜと類似した症状を引き起こすことがあります。細菌感染症に対しては、
抗生剤が使用されます。たとえば
A群β溶連菌マイコプラズマ感染症では、約2週間しっかり抗生剤で
治療することが必要になります。

  しかし、むやみに抗生剤を使えば、もともと体に有用な細菌も殺してしまい、かえって、病状が悪化
してしまうこともあります。  

  さらに近年、薬剤耐性菌が蔓延しています。抗生剤を使用する場合には、投与開始前に、細菌検査を
行なって原因菌を明らかにし、どの抗生物質が効くのか薬剤感受性検査で確認することが重要です。

  症状が類似していても、原因によって治療は異なります。必要な検査を受け、適切な診断・治療を
受けることが大切です。