ト ッ プ 御 挨 拶 診療案内 医師紹介 交通案内 お知らせ トピックス 健康講座

医療相談

リンク集 求人案内 研究業績

BMP6195.gif     肺炎球菌ワクチン2002

                              (文責:宮下和也) 

  肺炎は、日本人の死因の第4位を占めます。特に65歳以上では、高齢になるに従って、
肺炎による死亡率が急激に高くなります。

  肺炎の原因は、複数あります。この1年ほどマイコプラズマ肺炎が大流行していますが、
命に関わることはほとんどありません。死に至る重い肺炎の最大の原因は、肺炎球菌です。  

  肺炎球菌は、肺炎以外に、咽頭炎や気管支炎・副鼻腔炎・中耳炎などの主要な原因にも
なります。肺炎球菌感染症に対しては、通常は、抗生物質が奏効します。しかし、近年、
ペニシリン耐性肺炎球菌 PRSP と呼ばれる、多剤耐性の肺炎球菌が蔓延しており、治療に
難渋する例が増えています。

  特に、65歳以上の高齢者・脾摘後・慢性の呼吸器疾患・心臓病・腎臓病・糖尿病・肝臓病
などの患者さんは、重症化しやすいため、感染してから治療するよりも、感染しないように、
予防することが大変重要です。

  最も効果的な予防策は、肺炎球菌ワクチンです。肺炎球菌には80以上の種類があり、その中で
感染の約8割の原因になっている23種類を選んでワクチンが作られています。肺炎球菌ワクチンは、
1回の接種で、約2週間後に有効な免疫ができ、5年以上効果が続きます。副反応として、注射部位の
軽い腫れ・痛み・時に軽い発熱が見られることがありますが、1〜2日で自然におさまります。
インフルエンザワクチンとの投与間隔は1週間以上あければ可能です。また、2歳以上であれば、
受けられます。

  冬期はインフルエンザが流行し、細菌感染症を合併する頻度も上がります。65歳以上の高齢者や
基礎疾患を有する方などは、
インフルエンザワクチンと共に、肺炎球菌ワクチンの接種を受けることが
望ましいでしょう。