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BMP6195.gif   インフルエンザワクチン2002-2003

                                        (文責:宮下和也)

流行開始

  インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因です。主に飛沫感染で拡がり、大きな
流行を起こします。しばしば肺炎・肝炎・筋炎・脳炎などの重い合併症を生じ、入院・死亡の
原因になります。症状は、1〜5日の潜伏期間の後、悪寒・突然の発熱・全身倦怠感・上気道炎
症状が現れ、高熱が数日続きます。咳が長引き、細菌感染を合併することもあります。

  今シーズンは寒さの到来が早いためか、宮下クリニックでは、すでに2002年11月12日から、
B型インフルエンザが確認されています。例年に比べて約1ヶ月半、昨年に比べて約2週間も早い
流行開始です。罹ってしまったら直ちに受診することが大切ですが、最良の対策は予防接種です。

ワクチン接種はお早めに

  国立感染症研究所感染症情報センターによれば、流行前の抗体保有率は、Aソ連型・A香港型は
乳幼児・成人で低く、B型は全年齢層で極めて低い状況です。ワクチン接種が済んでいない人も多い
段階での流行開始であり、大流行が危惧されます。一刻も早く、ワクチン接種を済ませるように、
心がけましょう。

  インフルエンザワクチンの効果は数ヶ月しか持続しませんので、毎年接種が必要です。接種回数は、
13歳未満は2回です。13歳以上は、1回または2回です。誰でも受けられますが、特に奨められるのは、
次の方たちです。

ハイリスク群

 @ 50歳以上(65歳以上は法定接種)
 A 施設入所者
 B 基礎疾患を持つ小児および成人(気管支喘息・肺気腫・心疾患・糖尿病・腎不全・肝疾患等)
 C 
妊婦
 D 
5歳以下、特に6〜23ヶ月の乳幼児

ハイリスク群に伝染させる可能性が高い群

 @ 医療・介護従事者、施設従業員
 A ハイリスク群の同居者(小児も含む)

  インフルエンザワクチンは妊娠中や授乳中でも、特に問題はありません。妊娠中は、インフルエンザ
による重い合併症・入院のリスクが高くなるため、接種が奨められます。5歳以下、特に、6〜23ヶ月の
乳幼児は、高齢者と同程度にリスクが高いこと、また、乳幼児に対するインフルエンザワクチンの接種は、
学童や成人に比較し効果がやや弱いものの、有効であることが報告されています。

  そのほか、受験生などのインフルエンザ流行期に大切な予定がある人・警察や消防など治安関係者・
保育や教育関係者等も、接種が奨められます。

  インフルエンザワクチンは、個人の健康維持のみならず、国家経済的にも大きな意味があります。
インフルエンザの医療費・休業による損失・看病の費用等の総額は莫大であり、ワクチン接種により、
日本全体で約数千億円以上が節約できると見積もられています