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BMP6195.gif  インフルエンザ2002−2003(診断と治療)

                               (文責:宮下和也)

  今シーズンは、インフルエンザの流行開始が早く、すでに学級閉鎖も多数出ています。

  流行前の予防接種が最良の対策ですが、万一罹ってしまった場合には、早期に診断・治療を
行ない、肺炎・肝炎・筋炎・脳炎などの重篤な合併症を防ぐことが重要です。

  インフルエンザの流行期には、インフルエンザ以外に、アデノウイルス・RSウイルス・SRSV
ウイルス・パラインフルエンザウイルス・
マイコプラズマA群溶連菌など、多種類の発熱性の
急性感染症が同時に流行します。したがって、臨床症状のみによる診断では、誤診の可能性が高く
なります。近年、インフルエンザウイルス抗原を簡便に検出する検査が普及し、発症48時間以内
であれば、インフルエンザの確定診断を約15〜20分で下すことが可能になりました。具体的には、
鼻の奥深くに綿棒を挿入し、粘膜を強く数回こすって検体を採取して、検査を行ないます。

  診断が確定されれば、必要に応じて抗インフルエンザウイルス薬の投与を行います。A型・B型
両者に有効なザナミビル(吸入薬)、オセルタミビル(内服薬で、今年から小児用の剤型も発売)と、
A型のみに有効なアマンタジンがあります。いずれも、発症48時間以内に投与開始することによって
著効を示し、罹病期間を短縮することが可能です。

  インフルエンザには、しばしば細菌感染症を合併し、抗生剤の投与が必要になる場合があります。
細菌は、多数の種類があり、原因菌によって、使うべき抗生剤の種類および投与期間が異なります。
現在、薬剤耐性菌も蔓延していますので、抗生剤を投与する場合には、投与開始に先立って細菌検査を
行なって原因菌を明らかにし、薬剤感受性検査によってどの抗生剤が有効か確認し、必要最小限の期間、
適正に使用することが重要であり、安易な乱用は慎むべきでしょう。