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BMP6195.gif        花粉症2003

                                             (文責:宮下和也)

  今年も、スギ花粉の飛散量は多いと予測されています。2月中旬には本格的に飛散し始めますので、
1月下旬頃には予防治療を開始しましょう。

  花粉症の治療は、抗アレルギー薬の内服薬・外用薬、ステロイドの外用薬などの安全性の高い薬剤を
用いるのが基本です。抗アレルギー薬には様々な種類があり、眠気の出ないものや鼻閉に良く効くものも
あります。ステロイドの点鼻薬は、局所作用は非常に強力ですが、体内に吸収される量は極微量であり、
体内に吸収されても、すぐに分解されてしまいますので、全身的な副作用はほとんどありません。また、
症状が激しい場合には、内服ステロイド薬も短期間使用されることがあります。

  しかし、ステロイドのデポ剤(筋肉注射)は、副腎不全や消化性潰瘍・高血糖・高血圧・易感染性・
月経異常・催奇形性などの重大な副作用の危険性がありますので、花粉症に使用すべきではありません。

  漢方治療も有効ですが、「証」によって処方が決まりますので、漢方に精通した医師の診察を受ける
ことが望まれます。 

  日常対策としては、次のことが大切です。

(1) マスク・眼鏡・コートなどで花粉の暴露を防ぎ、室内に入る前に花粉を払い落とす。
(2) 帰宅後すぐに、うがい・洗顔・洗髪する。
(3) 掃除を念入りに。
(4) 早寝早起き、十分な睡眠をとる。
(5) 刺激物を避ける。
(6) 花粉の飛散状況を把握し、非常に多い時には外出を控えるなどの工夫をする。

  抗アレルギー薬などの効果が十分に現れるには、約2週間かかります。一旦症状が出始めますと、
粘膜は過敏になり、治療を行なっても炎症はすぐには鎮まりません。

  自覚症状が現れる前から治療を開始し、シーズン中は根気良く続けましょう。