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BMP6195.gif     甲状腺腫(1)

                            (文責:宮下和也)

Q 人間ドックで、甲状腺腫と言われました。癌が心配です。  (55歳、女性)

A 甲状腺は、蝶が羽を広げた形の臓器で、喉仏の下方にあります。代謝を司る
甲状腺ホルモンを産生・分泌し、日本人女性では約10g の大きさです。

甲状腺腫とは、甲状腺が腫れている、という意味です。どのように腫れているか
によって、疑う病気が異なります。甲状腺が全体的にほぼ同じように腫れている
場合は、
橋本病(慢性甲状腺炎)バセドウ病(甲状腺機能亢進症)などの可能性
が疑われますし、しこりを触れる場合には、
甲状腺腫瘍が疑われます。

甲状腺の専門医であれば、ある程度、触診で区別できることも多いのですが、客観
的に腫瘍があるかどうかは、甲状腺の超音波検査(エコー)が最も有用です(高い
周波数の専用プローブが必要)。最新型では、腫瘍の性質まで、ほぼわかります。
CTは解像度が劣るため、エコーで観察が難しいような特殊な例を除いては、有用性は
劣ります。

腫瘍がある場合、エコー所見で悪性腫瘍が疑われた場合には、(エコーで見ながら)
腫瘍に細い針を刺して、細胞を少量採取し、悪性かどうかを調べる検査(穿刺吸引
細胞診)を行います。

橋本病やバセドウ病等が疑われた場合には、血液検査や放射性ヨードを用いる検査等を
行います。

念のため、甲状腺専門医の診察をお受けになることをお勧めします。