ト ッ プ 御 挨 拶 診療案内 医師紹介 交通案内 お知らせ トピックス 健康講座

医療相談

リンク集 求人案内 研究業績

BMP6195.gif    インフルエンザ(診断と治療2003-2004

                         (文責:宮下和也)

Q 息子が39度の熱で受診したところ、検査せずにインフルエンザと言われ、
薬をもらいましたが、4日経っても、熱が下がりません。 (5歳児の母)

A インフルエンザは、普通感冒と異なり、症状が重く、時に肺炎・肝炎・
筋炎・脳症など重篤な合併症を生じ、入院や死亡の原因になります。最良の
対策は流行前の予防接種ですが、万一罹ってしまった場合には、早期の診断・
治療が重要です。

インフルエンザの流行期には、アデノ・RS・SRSV・パラインフルエンザ
などのウイルスやマイコプラズマ・A群溶連菌など種々の感染症が同時に流行
しますので、症状による診断は、誤診の可能性が高いのです。近年普及して来た
迅速検査は、正診率が約90%と、インフルエンザの診断に大変有用です。

発病48時間以内の場合、抗インフルエンザウイルス薬は、有熱期間を短縮させ、
細菌感染症などの合併も減少させます。ただし、1歳未満児や妊婦への安全性は
未確認です。また、インフルエンザ以外の感染症には無効です。 

細菌感染症を合併した場合には、抗生剤が使用されますが、薬剤耐性菌が蔓延して
おり、投与開始に先立ち、細菌検査を行い、適正に使用することが大切であり、
安易な乱用は慎むべきです。

今回の場合、肺炎などの合併やインフルエンザ以外の感染症の可能性も疑われ、
早急に精査が望まれます。