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BMP6195.gif    嘔吐下痢症

                                                (文責:宮下和也)

Q 娘が発熱・嘔吐・下痢で受診したところ、嘔吐下痢症と言われました。
インフルエンザと異なるのですか? 大人もかかりますか?(1歳児の母)

A 嘔吐下痢症という病名は、症状の説明ですので、1つの疾患ではなく、
疾患群です。
冬季の嘔吐下痢症の大半は、ウイルス感染性胃腸炎です。
その中の最多は小型球形ウイルスSRSV、次いでロタウイルスで、時に
集団発生を生じます。
そのほか、エンテロウイルスやアデノウイルスなども原因になります。
インフルエンザや細菌性胃腸炎(食中毒)も、嘔吐下痢症状を生じます。
いずれも、症状のみでは、鑑別困難です。小児に特有の感染症ではなく、
成人も罹る可能性があります。

インフルエンザでは、発病早期ならば抗インフルエンザウイルス薬が有効
ですが、それ以外のウイルス感染性胃腸炎には、特効薬はありません。
脱水が著しい場合には、点滴で水分を補うこともありますが、基本的には
症状を和らげる薬と食事療法で、自然治癒を待つ以外にありません。
抗生剤は無効であり、かえって症状を悪化させることにつながります。

細菌性胃腸炎は、症状からは、ウイルス感染性胃腸炎との区別は必ずしも
容易ではありません。問診等から疑われる場合は、細菌培養検査を行った
上で、抗生剤を適正に投与することが大切です。