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BMP6195.gif    マイコプラズマ肺炎

                                                    (文責:宮下和也)

Q ひどい咳が続くため受診したところ、マイコプラズマ肺炎の疑いと
言われました。どのような病気ですか?            (30歳女性)

A マイコプラズマは、細菌とウイルスの中間の大きさと性質を有する
病原体です。飛沫感染で拡がり、潜伏期間は約2週間です。感染力が強く、
流行性があります。近年、流行が持続しています。 

気管支炎や肺炎などを生じ、咳や発熱などを認めますが、一般細菌による
肺炎と異なり、聴診所見は異常を認めないことが多く、普通感冒やインフ
ルエンザなどと誤診される場合も少なくありません。長引く激しい咳が特徴
ですが、時には、高熱や鼻咽頭炎が主症状で、咳をあまり認めない例もあり
ます。また、しばしば肝機能障害の合併も見られます。さらに、気管支喘息
の発症・悪化要因としても重要です。

胸部X線写真では、典型例では、スリガラス様の淡い肺炎像を認めます。診断
にはマイコプラズマ抗体価の測定が有用です。PA法で320倍以上かCF法で64倍
以上、または、急性期と回復期のペア血清で4倍以上の抗体価の上昇によって
確定されます。

治療は、ペニシリン系やセフェム系抗生剤は無効で、通常、マクロライド系等の
抗生剤を約2週間投与します。予防は、ワクチンはなく、換気・マスク・手洗い・
うがいなどの、一般的な対策になります。