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BMP6195.gif    甲状腺腫瘍

                                               (文責:宮下和也)

Q 血液検査とCTで甲状腺良性腫瘍と診断され、治療不要と言われ
ましたが、次第に大きくなってきて、心配です。   (36歳女性)

A 甲状腺専門医による精査が必要です。

甲状腺腫瘍は、成人の約1〜2%の頻度で見られます。大部分は良性で
すが、約1割程は悪性腫瘍です。悪性腫瘍は、外科手術等の適切な治療が
必要です。良性腫瘍でも、大きさ3cm以上・痛みがある・甲状腺ホルモン
を過剰に産生する、などのいずれかの条件に当てはまる場合には、治療
対象になります。

血液検査では、甲状腺機能や甲状腺腫瘍の勢いを示すサイログロブリン
などを調べます。腫瘍マーカーのCEAやカルシトニンは、甲状腺髄様癌の
診断に役立ちますが、その頻度は非常にまれです。

画像診断では、超音波検査が大変有用です。最新型の機種では0.01mmまでの
優れた解像度をもち、リアルタイムに血流の観察も可能です。腫瘍の大きさ、
細かい形状、周囲への浸潤の有無、腫瘍への血流、リンパ節転移の有無など
を観察することで、腫瘍の性質を判断できます。石灰沈着などで十分観察で
きない場合には、CTやMRIが有用ですが、解像度は劣ります。

診断上最も重要な検査は細胞診です。超音波で観察しながら、腫瘍に細い針を
刺し、細胞を少量採取し、顕微鏡で観察します。1回では診断がつかないこと
もありますので、疑わしい場合には、繰り返し検査を行うことが重要です。