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BMP6195.gif  インフルエンザワクチン2004−2005

                                                     (文責:宮下和也)

   インフルエンザの最良の対策は、流行前のワクチン接種です。
その効果は、接種完了後約1ヵ月程経ってから現れ、約半年後には
低下してしまうため、毎年接種が必要です。インフルエンザは、例年
12月頃から流行しますので、11月末までにはワクチン接種を完了する
ことが重要です。
小児などで2回接種を受ける場合には、10月に1回目、11月に2回目を
受けるようにしましょう。

特に接種が推奨されているのは、次の方たちです。

  ハイリスク群(HRG)= インフルエンザに罹患した場合、重篤化し、
                 入院や死亡の危険性が高い群
       @ 50歳以上(65歳以上は法定接種)
       A 施設入所者
       B 基礎疾患を持つ小児及び成人 
       C 妊婦
       D 乳幼児(特に6〜23ヶ月)

  HRGに伝染させる可能性が高い群
       @ 医療・介護等の従事者
       A HRGの同居者(小児も)
       B 乳幼児(0〜23ヵ月、特に0〜5ヵ月)の同居者および保育者

米国CDCは、「インフルエンザ流行期に妊娠しているであろう女性」に対して
接種を勧告しています。
つまり、すでに妊娠している女性ばかりでなく、妊娠予定の女性も対象になります。

現在妊娠していて、インフルエンザの流行期の前に出産予定の場合には、その女性
本人はハイリスクには該当しないことになります。
が、もしも出産後にインフルエンザに罹患した場合には、新生児・乳児に伝染させて
しまう可能性が高いのです。新生児・乳児を危険から守るためには、インフルエンザ
流行前(つまり妊娠期間中)にインフルエンザワクチン接種を受け、感染源にならない
ように努めることが重要なのです。

また、米国では昨年からインフルエンザワクチンが小児の定期接種に入っています。
ただし、乳幼児の場合効果が弱いため、家族揃って接種を受け、家庭内にインフル
エンザを持ち込まないようにすることが大切です。

なお、生後6ヵ月未満の乳児(つまり、生後0〜5ヵ月の乳児)も、インフルエンザに
罹患した場合には、重篤化する危険性が高いと考えられています。
しかし、6ヵ月未満の乳児に対するインフルエンザワクチンの効果は確立していないため、
通常は、接種を行いません。
そのため、同居する家族および保育担当者(ベビーシッターや保育師など)が全員揃って
インフルエンザワクチン接種を受け、感染源にならないように努めることが重要なのです。

そのほか、流行期に海外渡航の予定がある方や家禽類を扱う方は、SARS鳥インフル
エンザ
対策の面から、接種が望まれます。