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BMP6195.gif  バセドウ病(1)

                                                     (文責:宮下和也)

Q 動悸・体重減少などで受診したところ、甲状腺ホルモンが正常の3倍以上で、
バセドウ病と診断されました。一生の病気と言われ、不安です。 (24歳、女性)

A バセドウ病は、免疫反応の異常によって、甲状腺を刺激する自己抗体(TSH
レセプター抗体)が作られ、甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンを過剰に産生・
分泌する状態)を生じる病気です。
しかし、血液中の甲状腺ホルモン過剰(甲状腺中毒症)だけでは、バセドウ病とは
診断できません。

出産後などに良く見られる、橋本病(慢性甲状腺炎)の増悪による無痛性甲状腺炎
などでは、激しい炎症によって甲状腺が破壊され、甲状腺内に貯えられていた甲状腺
ホルモンが血中に大量に漏れ出し、甲状腺中毒症を生じます。
そのほか、機能性甲状腺結節(甲状腺ホルモン産生
腫瘍)も、甲状腺機能亢進症を
生じます。

診断確定には、これらの鑑別が必要です。

バセドウ病の治療は、主に、
 
@ 抗甲状腺薬(メルカゾールMMI、チウラジール・プロパジールPTU)の内服
 A 放射性ヨードRI内用治療
 B 外科手術
以上、3つの方法があります。

通常、抗甲状腺薬の内服が行われ、約3年間の治療で約70%の人が寛解(治療不要な
状態)に至ります。
寛解しないなどの場合は、他の治療を考慮します。

長期間治療が必要ですが、適切な治療により、寛解が期待できます。 

適切な治療を受けるためには、甲状腺専門医による的確な診断と治療方針の決定が望ま
れます。

なお、甲状腺専門医は、日本甲状腺学会のホームページで公開されています。