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BMP6195.gif  肺炎球菌ワクチン2004

                                                     (文責:宮下和也)

肺炎は、日本人の死因の第4位を占めます。
65歳以上では、年齢が上がるにつれて、肺炎による死亡率は急激に上昇します。

肺炎の原因は複数あり、流行があるマイコプラズマ肺炎は良く知られています。
が、致死的な肺炎の最大の原因は、肺炎球菌です。

肺炎球菌は、肺炎以外に、咽頭炎や気管支炎・副鼻腔炎・中耳炎・時には髄膜炎
等の主要な原因にもなります。通常は抗生物質が奏効しますが、近年、ペニシリ
ン耐性肺炎球菌PRSPなどの薬剤耐性菌(抗生剤が効かない細菌)が蔓延して
おり、治療に難渋する例が増えています。

特に、65歳以上の高齢者や脾摘後・慢性疾患(慢性呼吸器疾患・心臓病・腎臓病・
糖尿病・肝臓病など)のある方は重症化し易いため、感染しないように予防する
ことが大変重要です。

最良の予防策は、肺炎球菌ワクチンです。
肺炎球菌は80以上の細かい型に別けられますが、その中で、感染症の主要な原因
を占める23種類を選んでワクチンが作られています。1回の接種で、約4週後に
有効な免疫が得られ、5年以上効果が持続します。主な副反応は、注射部位の軽
い痛みや腫れ・時に軽い発熱程度です。
インフルエンザワクチンとの投与間隔は、
1週間あければ可能です。

冬期はインフルエンザが流行し、肺炎球菌感染症を合併する頻度も高くなります。
流行前に、インフルエンザワクチンと共に肺炎球菌ワクチンの接種を受けること
が望まれます。