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BMP6195.gif  インフルエンザ 2005

                                                     (文責:宮下和也)

インフルエンザは、普通感冒と異なり、症状が重く、しばしば肺炎・肝炎・
筋炎・脳症など重篤な合併症を生じ、入院や死亡の原因になります。
最良の対策は流行前の
インフルエンザワクチン接種ですが、万一、罹って
しまった場合には、早期の診断・治療が重要です。

インフルエンザの流行期には、アデノ・RS・SRSV・パラインフル
エンザなどのウイルスや
マイコプラズマA群溶連菌など、種々の感染症が
同時に流行しますので、症状のみで判断しますと誤診の可能性が高いのです。
実際、38℃以上の発熱等のインフルエンザ様症状で受診した人のうち、本当
にインフルエンザであるのは、高々60%程度に過ぎないことが知られています。
近年普及したインフルエンザの迅速検査は、正診率が約90%と優れており、
診断に大変有用です。

発病48時間以内の場合、抗インフルエンザウイルス薬は、有熱期間を短縮させ、
細菌感染症等の合併も減少させます。ただし、1歳未満児や妊婦への安全性は
未確認です。また、インフルエンザ以外には無効です。耐性ウイルスの問題も
あり、乱用は慎むべきです。

インフルエンザに細菌感染症を合併することもありますが、その場合には、
抗生剤が使用されます。ただし、近年、薬剤耐性菌が蔓延しておりますので、
抗生剤の投与開始に先立って細菌検査を行い、適正に使用することが大切です。
安易な抗生剤の乱用は厳に慎むべきです。